食事面で気をつけること
今度は、便秘解消の自転車の前輪 にあたる、食べ物、飲み物などの腸の中を通るものの説明です。
腸の活性に関わる情報がほとんど無いのに対し、食事に関する情報は多いのですが、首を傾げたくなる部分も多々ありますので、整理してお伝えしておきます。
まずはじめに指摘しておきたいのは、今の雑誌やテレビ、ネットなどの情報では便秘に良い食品、ダイエット食品、肝臓に良い食品、精力をつける食品、などと食品のもつ機能性だけがクローズアップされる傾向があるということです。
私達がクスリを用いるときには、鼻水を止めるクスリ、頭の痛みを感じなくするクスリ、腸を刺激して排便を促がすクスリなどその効能を期待しますが、みなさんもよくご存知のようにクスリという化学物質は本質的に身体に良くないものです。(毒物)
クスリは身体に良くない化学物質を使って、一時的に不都合をカバーするものです。
それに対して食品は、まず一義的に健康に良いものでなくてはいけません。
食事は身体を作るものですから、健康に良いということが一番大切です。
まず健康に良い、その上で機能性を求めるなら、求めるということになるのですが、健康に良い食生活をしていれば、身体の気になる症状も自然に改善しますから、機能性を求める必要も少なくなります。ですから現代のように食品に目先の効能や機能性を求め過ぎる風潮には少し抵抗を感じています。
クスリという身体に良くないもので、一時的に身体の不都合を緩和するものと、身体を栄養しエネルギーを得る大切な食事とを混同してはいけません。
食品は生きている限り摂り続けなくては健康を維持できませんが、クスリは摂り続けると身体がボロボロになります。このポイントは忘れないでください。
それをわきまえた上で、便秘の方が気をつけるべきポイントというものもあります。そうした意味で便秘解消の食事面におけるキーワードは、食物繊維、腸内微生物、酵素の3つを上げたいと思います。
それぞれを簡単に説明します。
食物繊維について
便秘に食物繊維というのは、よく言われていることですがこれは本当です。
食物繊維の摂取量が少ないことが、便秘の一因だということは間違いありません。
食物繊維の摂取量の少ないことは、便秘解消にはとても不利な条件になりますし、実は便秘だけでなく、多くの病気の遠因になっていると考えています。
前に書きましたように、便秘のひどい、腸の働きの悪い方の中には、食物繊維を食べるとかえって出なくなるという方もいますが、そのような方でも腸の働きを改善しながら、食物繊維を徐々に多く摂るようにしていくことが、便秘解消には効果的ですし、便秘解消の成功には大きなファクターになります。
昔からよく言われていることですが、便秘には食物繊維というのは大切です。
腸内微生物
腸内微生物の話しは、善玉菌、悪玉菌などという話しと同じですが、そうした記述は、みなさんもよく目にすると思います。たしかに腸内の微生物状態が善玉菌が優位か悪玉菌が優位かという話しは重要な話しなのですが、その辺の話しは他のホームページにもよく書いてあるので、あえてこのホームページではふれません。
重要ではないから触れないのではなく、多くの方が知っている、どこにでも書いてあるということで、あえて書かないだけです。ご存知の無い方は、そうしたページをご覧ください。ただ、そうした腸内微生物に関する記述を普通に読んだ場合に多くの方が誤解しやすいポイントがありますので、ここでは、その辺の 留意点 をお伝えします。
短期的に見た場合、便秘の軽い方はともかく、重い便秘の方が腸内微生物に気をつけても目に見えて改善するというものではない場合がほとんどです。そのためにともすると腸内微生物の話しはあまり実際的ではないように感じてしまい、忘れがちになるということです。
知っているけど気を配ってはいない、知識としてはそうだけど、実際には大して変わらないとなってしまいがちなのです。
しかし腸内微生物に気を配ることは、健康、便秘解消の大切な下地を作るものなので、ぜひ気長に気を配っていてください。
次にもう一点ですが、腸内微生物の話となるとすぐに「ヨーグルト!」と思い浮かぶ方も多いと思います。
そこでなのですが、みなさん牛乳って安いと思いませんか、水より少し高いくらいの値段で売ってます。実は、牛乳のメーカーは牛乳価格の安いことに頭を痛めていて、何とか牛乳に付加価値をつけて高く売ることが命題なのですが、その一つの結論が「ヨーグルト」なのです。
そこで大企業が腸内微生物の話しを広告してヨーグルトを売ろうとその機能性をアピールしているのです、多くの方が腸内微生物というとヨーグルトを思い浮かべます。
ヨーグルトが腸内微生物によい影響を与えるというのは正しいのですが、腸内微生物の状態にとって本来大切なのは食事全般です。簡単にいえば、植物性の食品を多くすれば腸内微生物は良好に保たれ、お肉、魚などが多くなれば腸内微生物の状態は悪くなります。
多くの方に植え付けられているヨーグルト神話の弊害として、普段の食事は滅茶苦茶でもヨーグルトさえ食べれば腸内微生物の状態はよくなるというのがありますが、それは大きな間違いです。
そういう方多くないですか? 普段の食事はハンバーガーやコンビに弁当で、コンビニでお弁当を買うついでにヨーグルトも毎日買って食べてるから、私は腸内微生物に気を使っていると思っている方、これは、車でいえばブレーキとアクセルを一緒に踏んでいるようなもので、おかしな話です。
腸内微生物の話しは、ヨーグルトを食べるということではなく食事全般に気を配りましょうということになればよいと考えています。その上でヨーグルトなど善玉菌を増やす工夫が大切ということです。
酵素
酵素 については、お話したいことがたくさんあるのですが、このホームページでは深入りすることを避け簡単にお伝えします。
理屈は色々あるのですが、それをお伝えしていると、とてもページが長くなるので、結局のところ そういうことになるという単純明快な結論のみをお伝えしておきます。
私たちの文化は、多くのものを加熱して食べる文化ですが、過熱すると酵素は壊れてしまいます。便秘解消にも身体の健康にも酵素は大切な要素なので酵素の壊れていない食品、つまり加熱や複雑な加工をしていない食品を取りましょうということです。
具体的には、果物、野菜など、生で食べるものを食事のメニューに加えていただきたいということです。
便秘解消メニューの提案
食事については、お話したいことがたくさんあるのですが、あまり面白くない話なので具体的なメニューをご紹介します。もちろん料理といえるほど たいそうなものではないのですが、私が食事面のアドバイスをするさいによく紹介しているものです。
私は料理のプロではないので、料理に関してはむしろ読者のみなさんの方が良くご存知という面もあると思いますので、あくまでも便秘解消という観点からみたアドバイスの具体例と考えてください。紹介する料理はこのまま作らなくてもけっこうです。これを参考にして幅広く応用していただくことを意図しています。
ファイバー焼き
私が便秘解消をお手伝いするさい紹介しているのがこのファイバー焼きです。このファイバー焼きは食物繊維を多くとるための裏技的なメニューで便秘の方には大変よい料理です。
まず小麦粉を水で溶いたものを用意します。パンケーキを焼く程度の水加減です。
それに、市販の食物繊維を多く含んだシリアルで、何とかブラン、ブラン何とか、と書いてあるものや玄米の入ったものでけっこうです、とにかく食物繊維の多いシリアルを適当に入れて焼くだけです。
小麦粉には、塩や砂糖など好みで加えていただいて結構ですし、卵を入れても結構です。
シリアルによってはドライフルーツやナッツの入ったものなど様々ありますので、シリアルにしっかりとした味がある場合は小麦粉にあまり塩などを加えなくても良いと思います。
小麦粉は、薄力粉でも強力粉でもそれなりに出来上がります、健康にこだわれば地粉など使うのもよいですし、全粒粉の小麦粉(小麦を丸ごと粉にひいたもの)や小麦胚芽の粉、玄米の粉、はと麦の粉、トウモロコシ粉、アマランサスの粉など、まだまだ様々ありますがそのようなものを加えても結構です。
いずれにしても意図する基本の効果は変わりませんので、お好みで作ってください。
和グルト(わぐると)
ヨーグルトのヨーの発音を和(わ)、洋(よう)の洋の発音に見立てて牛乳で作ったヨーグルトに対し豆乳で作ったヨーグルトを和グルト(わぐると)と名づけました。
一般に牛乳は高栄養で健康に良いということになっていますが、健康を研究する人の中には牛乳を問題視する人が多くいます。私自身も健康のために牛乳を飲むというのは、やめた方が良いと考えています。
便秘で私のところにみえる方の中には毎日ヨーグルトを食べるようにしているという方が少なからずいますが、ヨーグルトも元は牛乳なので毎日ヨーグルトを食べるということは毎日牛乳を飲むようなものなので、あまりお勧めできません。そんな方にお勧めしているのが豆乳で作るヨーグルトの和グルトです。
豆乳のヨーグルトは市販のものがないという事情から、ずっと自分で作る作り方を教えていたのですが、最近では豆乳のヨーグルトも市販されているようです。
腸内微生物の善玉菌と悪玉菌のどちらが優位かという問題がありますが、和グルトはヨーグルト同様に腸内の微生物状態を改善する作用があります。
作り方は簡単で、通常のヨーグルトの作り方と同じで牛乳を豆乳に変えればよいだけです。ヨーグルトの作り方はネットで調べてください。
食べ方ですが、普通のヨーグルトのように甘みを加えて食べるのが万人向きで、ジャムやヨーグルト用シロップなどが美味しく食べられると思います。味の面で許せばそのままプレーンで食べても当然けっこうです。
使用する乳酸菌の種類にもよるのですが、保温している時間が長ければ長いほど、和グルトの発酵が進み乳酸が作られるために、味は酸っぱくなりますので発酵時間によっても味を調節して下さい。
発酵することで豆乳の豆臭さも少なくなり、ブルーベリーのジャムと混ぜ合わせて食べていただければ、思った以上に美味しいと感じるはずです。
話題になった、カスピ海ヨーグルトで豆乳ヨーグルトを作る場合ですが、よく固まらない、すっぱくなるなど、ということもあるのですが、カスピ海ヨーグルトを豆乳で作ることには何の支障もありません、味などの面で大丈夫であればカスピ海ヨーグルトでもけっこうです。
サプリメントの活用
便秘解消において、サプリメントの活用は、とても重要な意味を持ちます。
本来的に、そんなに困難ではないはずの便秘解消が、なかなか上手くいかない第一の原因は、「情報が混乱している」からです。
多くの便秘情報は、「こうすれば便が出ます」と便を出すことばかり言いますが、実際大切なことは、腸を健康にすることです。便を出す過程で、変に腸を刺激しては、その強い刺激がかえって腸を鈍くしてしまいます。
安易に便秘薬、腸を刺激するハーブティなどを使い、よけいに悪化させてしまっています。
このようなことを今まで説明してきましたが、基本的にこのへんの情報を知れば、便秘は良くなります。
基本的に良くなる のですが、私の経験からすると 実は、まだ確率が低い のです。
何故だと思いますか?
答えは、「続かない」なのです。
これは治療師として大問題なのです。
治療師をしていると、「どうしたらいいですか?」と良く聞かれます、例えば肩こりでこの人の場合この筋肉が凝っているのでこんな体操をすると良いですよと、それを教えたとします。しかし、まず3日。やっても1週間でしょう、多くの方が続きません。
患者さんは、何か良い方法論がないかと求めるものですが、治療師からみると方法論よりむしろ続かないことが問題です。
程度にもよりますが便秘解消には、患者さんの努力が不可欠です。私がやり方を示しても、患者さんにそれを実行してもらえないために便秘解消が進まないとき、患者さんはそれをとても負い目に感じます。
その結果、私と会いにくくなり便秘解消をあきらめてしまいます。
目的地に行く列車に乗ったのに、途中で降りてしまった感じです。とても、もったいないことなのです。
私は、続けられない人に「何故続かないのですか」的な、意見はしたことがありません。反対にもっと続けやすい方法で、何とかならないかと私の方が悩みます。
その解決策としての 続けやすい方法が、サプリメントの利用なのです。
サプリメントを使用することにより飛躍的に確立が高くなりました。
ただし、便秘を悪化させない、良いサプリメント を使うことが前提です。
サプリメントの中には、かえって便秘を悪化させるものもありますので、その選び方がポイントになってきます。
サプリメント選びのポイント
一般に、便秘に良いといわれているサプリメントには大きく分けて、3種類あります。
| 種類 |
排便を促す力 |
長期的な影響 |
商品の数 |
A |
強い |
便秘が悪化する |
多い |
B |
弱い |
良い影響を与える |
多い |
C |
比較的 強い |
良い影響を与える |
とても少ない |
上の表を見てください。 A、B、C、の3種類に分類しました。
Aは、商品の数的には一番多いと思いますが、腸を強く刺激して排便を促すものです。これは便秘薬のようなもので、長い目で見れば便秘は悪化します。成分的には、センナ、アロエ、ダイオウなどが入っているものが多いです。
Bは、商品的には多いですが、種類も多岐にわたっています。いちおう腸や健康に良いもので、排便を促すなどとうたっていますが、その力はあまり強くないものです。乳酸菌のもの、食物繊維(オリゴ糖なども含めて)のものなど いろいろあります。
Cは、腸にも健康にも良いもので、排便を促す力も十分あるものです。便秘解消のサプリメントとしては理想的ですが、商品が少なく見つけるのが困難です。
Aのように、何が何でも排便を促そうと腸を強く刺激するものを使うと腸の反応が鈍くなり、長い目で見ると便秘は悪化してしまいます。
Bの、腸だけでなく、健康全般に良いというコンセプトのものは基本的に使っても良いもので、ぜひ利用していただきたいのですが、もう少し排便の助けになれば理想的です。
そこで、Cのように腸にも、健康全般にも良く、十分に排便を促すものをお伝えしているメソッドと一緒に使うと便秘解消がスムーズに進みやすくなります。
快通元の薦め
私のところでは、快通元という健康食品を使っています。 (ただ、必ずこれを使ってくださいというのではないので、皆さんもいろいろ試して、良いものを探してみてください。)
快通元のベースとなる健康食品は約3000年続く中医(中国医学の医師)が、現代人の健康全般を良くする健康食品をということで作ったものです。
SOD様物質や微量栄養素の作用による健康効果は、大学病院や様々医師により研究されています。
その健康食品に 金線蓮(キンセンレン)というラン科の植物が加えてあります。
金線蓮は台湾で薬王と呼ばれ、糖尿病,高血圧,肝臓病、胸や喉の痛み止めなどに大変珍重されてきた植物です。
動物実験では、血中のコレステロール55%、中性脂肪の上昇が58%抑えられたり、糖分の吸収を抑制する効力がダイエット食品で有名なギムネマの10倍もあったそうです。その金線蓮(キンセンレン)を加えることにより便通が良くなるのですが、金線蓮自体には、便通を促す効果はありません。他の健康に良い他の成分と組み合わせることにより排便を促すのですが、これは約3000年続く中医の伝承によるものとしかいえず、SOD様物質や微量栄養素の作用と植物の複合的な作用によると考えられます。
快通元は、健康に良いもので十分に排便も促すという、理想的なサプリメントです。 快通元のページ (新しいウインドウで開きます、このページの続きも読んでください)
便秘薬のジレンマ
便秘薬を常用している方のなかには、便秘薬が便秘を悪化させることが分かったけれども、便秘薬がないと便が出ないので、しかたなく便秘薬を使わざるをえない方がいます。
そうした状態を、便秘薬のジレンマ とよんでいます。
悪化した便秘の方は、便秘というよりも便秘薬の副作用に苦しむ方といえます。
一日も早く便秘薬を止めないといけないのですが、やめると便が出ないジレンマに苦しんでいます。
ですから、悪化した便秘の方の便秘解消は、便秘薬のジレンマの解消 なのです。
悪化した便秘の方は、自分は便秘薬のジレンマを解消するのだと意識してください。便秘解消のなかでも、便秘薬のジレンマの解消の過程が一番難しいところです。
私のところでは、快通元、腸安心などのサプリメントを使っていますが、使い方はつぎのぺーじで説明します。
とにかく、悪化した便秘の方の便秘解消は、便秘薬のジレンマの解消で、この過程が一番難しいポイントなのだと理解してください、ここを過ぎれば後はグッと楽になります。
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