超簡単、腹式呼吸

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腹式呼吸と胸式呼吸

人間の呼吸は、胸式呼吸、腹式呼吸に分けられます。
左の図のように肋骨に囲まれた胸の部分である胸郭を広げたり縮めたりしてする呼吸が、胸式で、右下の図のように、胸とお腹の境目にある横隔膜を上下に動かしてする呼吸が腹式になります。
図は模型的な説明ですが、実際の呼吸はこの両方の要素を使って呼吸しています。胸郭を主に使っていれば胸式呼吸、横隔膜を主に使っていれば腹式呼吸ということです。
呼吸は意識してする呼吸に限らず、日常的に無意識にしている呼吸も胸郭と横隔膜の両方を使って呼吸していますが、健康(便秘解消)を考えた場合なるべく横隔膜を動かす腹式呼吸の要素が多いほうが良いとされています。

腹式呼吸のメリット

私たちの身体は腕や足のように意識して動かせるものと、胃腸の動き、腎臓の働き、心臓の鼓動のように意識的に動かせないものがあります。右手を上げたり左足を上げたりする動作は意識して動かせますが、少し心臓を止めよう、胃を働かせようということは意識してできません。
大雑把にいえば身体的な動きは意識的に動かすことができますが、内蔵の動きは自律的で思い通りに動かすことが出来ない、ということになります。しかし、呼吸だけは自律的な運動でありながら、意識的にもコントロールすることが出来ます
私たちの身体にはいちいち意識しなくても身体が自動的に健康をコントロールしてくれる機能がそなわっています、この自律的な機能をコントロールする神経が自律神経です
自律神経の支配する身体の機能は。通常意識的にコントロールできないのですが、呼吸はこの自律神経の支配する領域でありながら、意識的にもコントロール出来るという、身体の中でも特別なものです。
この基本的に自律神経の影響下でありなが、意識的にコントロールが可能という呼吸の特殊性を使って、呼吸を意識的にコントロールすることにより、自律神経をコントロールすることが可能なのです。
自律神経は身体の様々な機能をコントロールしていて、健康に深くかかわっていますが基本的には、ゆったり落ち着いた「リラックス状態」と身体や頭を活動させる「興奮状態」とに分けることができます。この「リラックス状態」と「興奮状態」は適度に入れ替わらなくてはいけないのですが、現代人はストレスの影響から自律神経がリラックスしなくてはいけないときにも興奮状態が続き、神経的にくつろげないことが様々なストレス病の原因になっています。
意識的に深くゆっくりとした呼吸をすることにより、意識的に自律神経をリラックスさせることが可能です。
腸はとても自律神経の影響を受けやすい器官なので、腸の働きが悪い方の多くにストレスの影響が見受けられますので、腸の活性、安定を高め、便秘解消を目指す上でも意識的な腹式呼吸の活用がとても有効です。
また腹式呼吸は呼吸のたびに内臓が動くので、呼吸のたびにお腹をマッサージしているようなもので、胃腸をはじめ内臓の血行を促がす効果もあり、これも便秘解消に役立ちます。
気功やヨガをはじめ様々な生命の哲学体系で、気やプラナなどといわれている生命エネルギーを取り入れる方法として腹式呼吸を用いています。腹式呼吸には生命エネルギーを高めるという効果もあります。
腹式呼吸は、一見なんということも無い行為でが、自律神経の安定、胃腸をはじめ内臓の血行を良くする、生命エネルギーを高めるなど様々なメリットがあります。
もちろん便秘解消にも有効です。

腹式呼吸のやり方

ここでお伝えする腹式呼吸は通常の呼吸とあまり変わりません、ただ横隔膜を少し大きく動かしてする呼吸で結果としてお腹が通常の呼吸より少し大きく動くだけです、難しいことは何もありません、難しいことはないのですが、身体に与える影響には、とても奥の深いものがあり、やりがいもあると思います。
やり方ですが、通常している呼吸をなるべく横隔膜を動かし、お腹を膨らませたり、へこませたりしながら呼吸するだけです。ちなみにですが、息を吸ったときにお腹は膨らみ、息を吐いたときにお腹はへこみます
することはこれだけです。これを何時でもどこでも好きなとき、または気がついたときに行っていただくことにより、呼吸のたびに腸が動きますから腸の血行をよくしますし、呼吸は自然にゆっくりとなってきますので、ゆっくりとした呼吸が自律神経を安定させます。
折に触れてこの腹式呼吸を行っていると、しだいに日常の呼吸が腹式呼吸の要素が多い、ゆっくりとした呼吸になってくるのを感じることと思います。
折に触れて呼吸を意識することにより日常の呼吸のリズムを変えることが大きな目的です。
この呼吸は特別な時間をとって頂く必要もありません会社で仕事をしているときでも、テレビを見ているときでも、通勤の電車の中でも、立っていても座っていても寝ていてもいつでもできます。
待ち合わせをして相手の人が遅れている時などイライラする時間に腹式呼吸をするのもいいですし、銀行で順番を待たされているときなどもチャンスです、眠れない夜に布団の中でするのも良いことです、腹式呼吸をしているうちに寝てしまうでしょうが、それならそれでまた良いことです。とにかくいつでもどこでもできますし、何時でもどこでもしていただくのが目的にかなっています。
この腹式呼吸はとてもシンプルなものですが、慣れるにしたがい、さらにこの呼吸を充実させたいという方は、まず次のことに心がけて下さい。息を吸ってから吐く、また吐いてから吸うそれぞれの間にわずかに呼吸を止める時間つくることです、息を詰めないで呼吸をわずかに止めてください。
そして、なるべくゆっくり呼吸をすることです。しかし、無理にゆっくりする必要はありません、やっているうちに自然に呼吸はゆっくりになってくるので自然にそうなるペースで十分です。
少し慣れてきたら同じお腹を動かすにしても、なるべく下腹部を多く動かすことを意識して下さい。お臍より下のお腹が良く動くよう意識して腹式呼吸を行うという意味です。
とにかくこの腹式呼吸は簡単です。気がついたときに、何か他のことをしながらでも良いですからこの腹式呼吸をして下さい。
腹式呼吸は意識して腹式呼吸をすることにより、日常の呼吸を意識しなくても腹式呼吸の要素が多い、ゆっくり大きな呼吸になってくればしめたものです、腸の働きだけでなく健康全般にとても良い結果をもたらします。

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